優 勝
稲見 萌寧 選手
春の気配が色濃くなりはじめた中、新たな大会として産声を上げた「明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント」。太平洋を眼下にのぞむ風光明媚な高知県香南市の土佐カントリークラブを舞台に3日間の熱戦が繰り広げられた。最終日はプレーオフにまでもつれ込んだ接戦。見事、優勝の栄冠を手にしたのは、稲見 萌寧選手。大会2日目には、最大瞬間風速18mという強風に見舞われ、多くの選手のスコアが伸び悩む中、66ストロークをマークして初日の3位タイから首位へとジャンプアップ。最終日はスコアを崩す展開になったものの、忍耐のゴルフで踏みとどまり、トータル210ストローク・通算6アンダーで永井花奈選手とのプレーオフに突入。どちらも譲らない展開が続いたが、その3ホール目。稲見選手がパーで切り抜け、見事優勝。ツアー通算3勝目を手にした。
ベストアマチュアには1アンダー・20位タイに入った仁井優花選手が輝いた。
コロナ禍による無観客での開催とはなったが、2021年序盤を彩るフレッシュな話題を振りまいた大会となった。